8日の空手プレミアリーグ東京大会最終日の女子個人形決勝は、文字通り来年の東京五輪決勝をほうふつさせる大熱戦になった。2014、16年世界王者の清水希容(ミキハウス)対18年世界王者のサンドラ・サンチェス(スペイン)。2人の女王の争いは再演にもつれた末に、清水が勝った。

 決勝。2人は同じ「チャタンヤラクーサンクー」を演武し、大歓声の中27・68点で並んだ。一度、間違って清水の勝ちが宣告されたものの、同点のために再演に。次は相手の「スーパーリンペイ」に対し、清水は公式戦で3度目という「オヤドマリノパッサイ」という新技で勝負。27・74点で0・26差を制した。

 勝利を収めた清水は興奮気味。「サンドラとはこのところ小差の勝負で勝ったり、負けたり。来年までに同点になることがあるかも、と思っていたが、まさか五輪会場と同じ日本武道館でなるとは。いい経験が出来た」

 「オヤドマリノパッサイ」は今年になって練習を始めて五輪で使うか、思案している途中の形だという。新しい切り札を手に入れた清水と巻き返しを狙う現世界王者の競り合いは、東京五輪の本番まで続く。(竹園隆浩)