<日本ハム2-0オリックス>◇8日◇札幌ドーム

日本ハム金子弌大投手(35)が、古巣相手に6回6安打無失点で今季6勝目。

3回2死満塁、カウント2-2からの5球目だった。「追い込んでからは変化球が多いという意識が相手打者にあったと思う」。相手心理の裏をかいた。小島を143キロ直球で空振り三振に仕留め、唯一のピンチを脱した。

オリックス戦は6試合に先発して、負けなしの4勝目。さらに30回連続無失点中と、めっぽう強い。「(相手は)狙い球を絞っている印象を受けたので、何かを変えないとと思ったけど、意識しすぎると相手本意の投球になってしまう」。緩急自在の投球で、逆に古巣の後輩打者たちに“元エース”の威厳を示した。

テレビカメラに“Wピース”を掲げ、移籍後、本拠地初のお立ち台へ。「僕の近くでなかなかいいコケ方をしてくれたので、今日は何かやってくれると思っていました」。攻守? で活躍した清宮に触れる“後輩いじり”で、球場の爆笑を誘った。「もっと早く立てたら良かったけれど、今季中に1度でも立てて良かった。うまくしゃべれたかは、分かりませんけど」。熟練の投球と初ステージで、本拠地ファンの心をがっちりつかんだ。【中島宙恵】