テニスの全米オープン第13日は7日、ニューヨークで行われ、女子シングルス決勝で19歳のビアンカ・アンドレースク(カナダ)が37歳のセリーナ・ウィリアムズ(米)を6―3、7―5で破って4大大会初優勝を飾り、カナダ勢としても1968年のオープン化以降、4大大会初制覇の快挙を達成した。

 セリーナが勝てば記録ずくめの節目だった。5年ぶりの頂点に立てば4大大会通算でマーガレット・コート(オーストラリア)と並び歴代最多の24度目、さらにクリス・エバート(米)を抜いて全米通算102勝の単独1位になる。友人の英国のメーガン妃も、はるばる応援に駆けつけた。

 本戦初出場のアンドレースクは怖いものしらずの勢いで第1セットを6―3で先取。アウェーの空気への重圧は感じさせない。第2セットも5―1とリードし、第7ゲームで早々とマッチポイントをつかんだ。

 ここからセリーナが粘った。2度のブレークで4ゲーム連取。観客はラリーが続いている間にも歓声を上げるなど、テニスの会場とは思えないほどの騒然とした雰囲気に包まれた。

 第12ゲーム、最後はアンドースクのフォアの強打が決まり、1時間40分の勝負に決着がついた。4大大会決勝は4連敗となったセリーナは負けた直後、穏やかな笑みを浮かべ、勝者を祝福した。自身が1999年に初めて全米優勝を飾ったとき、2000年生まれの新女王はまだ誕生してもいなかった。