<明治安田生命J2:横浜FC3-2甲府>◇第31節◇7日◇ニッパツ

横浜FCがヴァンフォーレ甲府との上位対決に競り勝ち、J1自動昇格圏内の2位をキープした。

横浜FCは2列目の左MF松尾佑介(22)が1得点1アシスト、専修大から今季加入した右MF中山克広(23)が2得点。スピードのある“両翼若手コンビ”が躍動した。

松尾は現在、仙台大4年。来季、横浜FCに加入内定しているが、既に特別指定選手としてデビューしている。前節モンテディオ山形戦は、仙台大が総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントに出場したため欠場となったが、今節は、仙台大が明大に惜敗したため、再び横浜FCに戻ってきた。明大戦では松尾が先制点を決めたが逆転負けしていた。「すごく悔しい負け方をした。運もなかった」と振り返る。横浜FCに合流後、激しい定位置争いを制して再び先発出場の座をつかんだ。

前半8分の先制点は、松尾が左サイドをドリブルで駆け上がり、ゴール前でファーサイドの中山にラストパスを送ったことで生まれた。「シュート打てるなと思ったけど、カツ(中山)がフリーで。間違いないと思って出した。より確率が高い方を選んだ。チームの勝利にベストな方を選べている。あそこで1点取れたのは大きかった」と胸を張った。J1昇格には負けられない一戦。松尾も中山も試合前は「いつもに増して緊張した」と話すが、ふたを開ければ若手2人が存分に持ち味のスピードを生かし結果を残した。下平監督も「2人は間違いなくチームを勢いづかせている」と合格点を与えた、それでも中山は「点を取る以外は何もできなかった。ボール触る回数も少なかった。満足できる試合内容ではない」と気を引き締めていた。【岩田千代巳】