来春のセンバツ出場につながる秋季高校野球富山県大会は、45チームが参加し7日開幕する。氷見の135キロ右腕・山田晴輝(2年)は新エースとして09年春以来の北信越出場を目指す。

 186センチの恵まれた体格を生かし、長い手足から繰り出す伸びのある直球が持ち味。背番号1を任され「自分の持ち味はストレート。プレッシャーはあるが、マウンドは譲らない気持ちで挑みたい」と意気込む。8月末、星稜との練習試合では5回4失点だったが、打席では左越え本塁打を放つなど、高い運動能力を発揮した。

 兄からの助言で急成長した。兄の龍聖(19)は2年連続夏の甲子園に出場した元高岡商のエース左腕で、今春JR東日本に加入。冬はチューブやダンベルを使ったトレーニングを教えてもらった。「小さい頃はケンカばかりだったけど、中学2年から投手になると、仲良くなりました」。スピンのかけ方やフォームを教わり、球速は春の127キロから、夏は一気に135キロにアップした。

 兄からは、甲子園の土をもらい、勉強机の上に飾っている。「自分も甲子園に行きたい。球速、投手として、兄に追いつき、追い越したい」と山田。尊敬する兄を手本に、93年春以来のセンバツ出場まで勝利を重ねる。(中田 康博)