「広島6-3阪神」(6日、マツダスタジアム)

 投打に精彩を欠いた阪神が、3位・広島との直接対決初戦に完敗し、ゲーム差を3・5に広げられた。

 チームの期待を背負ってマウンドに上がった先発の高橋遥だったが、序盤に主導権を握られた。初回を無失点で切り抜けたものの、二回は1死から5番・会沢に右翼への先制ソロを被弾。最少失点で粘りたいところだったが三回、一気に崩れてしまう。

 1死一、二塁から菊池涼に左前適時打で2点目を失い、続く鈴木が右前へ適時打。長野の四球を挟んで1死満塁とされると5番・会沢に右前への2点適時打で、この回4点目。

 球場の雰囲気が広島側に傾くと、続くメヒアの遊撃への高いバウンドを遊撃・木浪が後逸(記録は内野安打)して1点を献上。打者11人、6安打で一挙5失点と試合を作れなかった。

 降板後はベンチで矢野監督から叱責を受け号泣する場面も。左腕は球団広報を通じ「大事な一戦のマウンドを任せていただいたのに、こういう結果になってしまい情けないですし、チームに申し訳ないです」とコメントした。

 打線は広島先発・九里の前に五回まで無得点に封じられた。六回に2死一、2塁から糸原の適時打、高山の打球が相手失策を誘って3点をかえしたが、序盤の失点が最後まで響く形となった。2番・近本がマルチ安打をマーク。今季の安打数がセ・リーグ新人歴代4位・江藤慎一(中日)の139に並んだことが、チームにとって少ないプラス材料だ。

 試合前にはヤンハービス・ソラーテ内野手が試合出場のため、マツダスタジアム入りしたが、球団の発表によると「モチベーションが上がらなかったため」で、そのまま帰阪する緊急事態が発生。

 連敗すれば自力CSの可能性が消滅する厳しい現状に水を差す、よもやの事態となったが、窮地に立たされたことに変わりはない。逆転での3位浮上へ、あす7日の必勝が何より望まれる。