ラグビー日本代表が6日、埼玉・熊谷ラグビー場で南アフリカとの国際試合・リポビタンDチャレンジカップに臨む。ワールドカップ(W杯)日本大会前の最終戦。前回W杯で「スポーツ史上最大の番狂わせ」と呼ばれる勝利をもぎ取った相手に、課題を最終点検する場となる。

 日本はテストマッチ(代表同士の国際試合)4連勝中だが、この間の対戦相手と南アは格が違う。世界ランク5位の南アは7月に豪州を破り、ニュージーランドと引き分けるなど好調だ。

 まずは防御だ。日本がW杯で対戦するアイルランドやスコットランドと同様、南アの選手はボールを持つとパワーを生かした突破を仕掛けてくる。バックスの防御リーダーを担うCTB中村は「体の大きな相手にフィジカルで負けなくなってきた。素早い上がりで重圧をかければ(相手の)脅威になる」。

 横に並ぶ選手が呼吸を合わせて前に出て、相手の自由を奪いたい。日本の攻撃は世界に通じるという手応えを選手は得ている。防御の仕上がりがW杯の成否に直結する。

 南アとの対戦は「W杯直前にスクラムが強い強豪と対戦したい」というジョセフヘッドコーチの強い要望から実現した。日本は最近、スクラムを組む際の反則が増えている。長谷川スクラムコーチは「南アのスクラムは世界トップクラスだが、相手の力を70%に減らすようなスクラムを組みたい」。反則を減らすためには組み方の微調整が必要で、どんな工夫を試みるか注目だ。