現地9月1日の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会7日目、男子シングルス4回戦、男子ダブルス3・2回戦、女子シングルス4回戦、女子ダブルス3・2回戦、混合ダブルス2回戦が行われた。…

現地9月1日の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会7日目、男子シングルス4回戦、男子ダブルス3・2回戦、女子シングルス4回戦、女子ダブルス3・2回戦、混合ダブルス2回戦が行われた。

男子シングルス4回戦。前年優勝者で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第23シードのスタン・ワウリンカ(スイス)と対戦。ジョコビッチは第3セット途中で左肩の怪我により棄権し、ベスト8入りはならなかった。

「全米オープン」においてジョコビッチがベスト8より前のラウンドで姿を消すのは、2006年の3回戦でレイトン・ヒューイット(オーストラリア)に敗れた試合以来となる(2017年は右肘の故障のため出場なし)。

一方、ワウリンカは優勝を果たした2016年以来3年ぶりの同大会ベスト8進出となった。

また、第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)は第15シードのダビド・ゴファン(ベルギー)と対戦。6-2、6-2、6-0でフェデラーが圧勝し、ベスト8進出を決めた。

今大会1・2回戦はどちらも第1セットを落とすという不安な立ち上がりを見せたフェデラー。しかし、同大会6度目の優勝に向けて順調にギアを上げてきており、3回戦でわずか80分の高速マッチを披露すると、この4回戦はさらに短い79分で勝利を挙げた。

男子ダブルス3回戦では、Luke Bambridge(イギリス)/マクラクラン勉(日本)がジェレミー・シャルディ(フランス)/ファブリス・マルタン(フランス)にストレート勝利し、ベスト8入りした。

女子シングルス4回戦では、第2シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)が第18シードのワン・チャン(中国)と対戦。バーティはストレートで敗れ、自身初の同大会ベスト8進出はならなかった。

また、第3シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)は第16シードのジョハナ・コンタ(イギリス)に敗れ4回戦敗退。

なお、バーティとプリスコバの敗退により、世界1位の大坂なおみ(日本/日清食品)が「全米オープン」2連覇を達成した場合は、大会後の最新世界ランキングで大坂が1位をキープ。もし2連覇できなかった場合は、バーティが約1ヶ月ぶりに1位に返り咲くことになった。

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【9月1日 主な試合結果】

◆「全米オープン」

男子シングルス4回戦

〇[23]スタン・ワウリンカ(スイス)6-4、7-5、2-1(Ret) ●[1]ノバク・ジョコビッチ(セルビア)

〇[3]ロジャー・フェデラー(スイス)6-2、6-2、6-0 ●[15]ダビド・ゴファン(ベルギー)

〇[5]ダニール・メドベージェフ(ロシア)3-6、6-3、6-2、7-6(2) ●[Q]ドミニク・コプファー(ドイツ)

〇グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)7-5、6-3、6-4 ●アレックス・デミノー(オーストラリア)

男子ダブルス3回戦

〇Luke Bambridge(イギリス)/マクラクラン勉(日本)6-3、7-6(4) ●ジェレミー・シャルディ(フランス)/ファブリス・マルタン(フランス)

女子シングルス4回戦

〇[18]ワン・チャン(中国)6-2、6-4 ●[2]アシュリー・バーティ(オーストラリア)

〇[16]ジョハナ・コンタ(イギリス)6(1)-7、6-3、7-5 ●[3]カロリーナ・プリスコバ(チェコ)

〇[5]エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)7-5、6-4 ●[10]マディソン・キーズ(アメリカ)

〇[8]セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)6-3、6-4 ●[22]ペトラ・マルティッチ(クロアチア)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」でのジョコビッチ

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)