(バスケW杯、1日、日本67―86トルコ)

 格下の日本がやらないといけないこと。それは、初戦で大会に慣れていないトルコの出ばなをくじき、ペースを乱すこと。だが、それを実行したのはトルコだった。

 「トルコは最初の1分から体を張った激しい守備を仕掛けてきた」と日本のラマス監督。第1クオーター(Q)でミスにあたるターンオーバーが6回。チームの司令塔、篠山竜青は「後手後手で、相手を勢いに乗せてしまった」と悔やんだ。

 頼みの綱の八村塁も最後まで抑えられた。八村自身、発熱で体調不良の影響があったかもしれない。それでも、トルコの対策は十分だった。NBA経験が10年以上あり、バックスに所属するイルヤソバがマークについた。その後ろにはもう1人の選手が、抜かれた場合に備えていた。

 八村がフリースロー以外の得点を初めて奪ったのは第2Q終了のわずか1分前。試合を通じても、フリースロー以外の得点は6点に抑えられた。なかなかボールが入らず、周りを生かすこともできなかった。

 八村は「初めてのW杯で、世界の強さを感じた。僕らも100%の出来ではなかった」と振り返った。相手のよさを徹底してつぶしてくる世界の強豪。経験の差を感じさせる試合だった。(河野正樹)

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 渡辺 「(相手の守備に)準備できていると思ったが、自分たちよりも激しかった。日本は若い。この経験から学ばないといけない」

 田中 「相手は気持ちよく、余裕を持って試合を運んでいた。差を痛感した。言い訳になるけど、経験の差を感じた」