9月7日に宮崎市で開幕するサーフィンの世界選手権に向け、日本代表「波乗りジャパン」で、前回大会で男子4位だった村上舜(22)がサーフィン界の「神様」へ、いきなりの勝利宣言で沸かせた。

 「ケリー・スレーターをぶっ倒したいですね」。28日の記者会見。対戦が楽しみな選手を問われた村上がよどみなく言い切ると、会場には驚きと称賛の入り交じった声が上がった。

 ケリーとは、世界王者に11度輝いた47歳のレジェンドだ。ボード一枚で荒波を手なずけ、自在に操る腕前は世界中の波乗りたちからあがめられる。米国代表として参戦が決まると、ファンの間で一段と盛り上がりを見せてきた。

 東京五輪で初採用されるサーフィン。その代表選考につながる今大会には、今年5月にあった世界最高峰のチャンピオンシップツアーで日本勢で初優勝した五十嵐カノア(21)も参戦。五輪前哨戦とも呼ばれる大会で、村上はサーフィン界の神様に勝つだけでなく、その腕前を世界にアピールしたいところ。「自分の実力がどれくらい通用するか。100%出し切って、どれだけ戦えるかを試したい」

 会見に出席した松田詩野(しの)(17)は昨年、16歳以下世界選手権で女子2位に入り、調子は上向き。「このチャンスを大切にして自分の実力を出したい」と意気込む。ほかに日本代表は男子が大原洋人(22)、女子が前田マヒナ(21)、脇田紗良(16)の計6人が出場。アジア勢最上位になれば条件付きで東京五輪の代表に内定する。(室田賢)