27日に東京・日本武道館で開かれた世界柔道選手権第3日で、女子57キロ級の芳田司(コマツ)は決勝で敗れて2連覇を逃した。

 相手は、23歳の同い年で高校時代から国内で競い合ってきた出口クリスタ(カナダ)=長野県出身、長野・松商学園高、山梨学院大。昨年は準決勝で対戦し、勝っていた。

 一瞬の隙だった。本戦から延長に入っても寝技を交えて、常に先手で攻めていたのは芳田だった。だが、相手の体落としをこらえて、得意の内股に入ろうとした時だった。抱きつかれて、後方へ。間合いが近くなったところを振り回すようにして、谷落としで投げられた。

 右と左のけんか四つ。手の内は分かっており、出口のともえ投げ、担ぎ技などには芳田は十分に対処していた。だが、相手の技を切り返そうとした時だっただけに、そこから返し技に来るとは読めなかった。

 力は見せていたが、出口の執念に後れを取った。(竹園隆浩)