来年7月24日の東京オリンピック(五輪)の開会式を想定し、大会組織委員会と東京都は25日夜、選手らのバス輸送のテストを実施した。75台の大型バスを選手村(東京都中央区)から開会式会場の新国立競技場(同新宿区、渋谷区)まで走らせ、円滑に移動できるかを試した。

 バスは選手役の学生ボランティア47人や元パラリンピックの選手を含む約140人を乗せ、25台ずつの三つの隊列で10分おきに選手村を出発。バスの車列は、長さ約1キロに及んだ。首都高の一部出入り口を封鎖し、新国立競技場の周辺の一般道を規制してバス専用レーンも設けた。約40分を想定していたが、約25分で移動。大会組織委員会の幹部は「事故もなく、かなりスムーズに輸送できた」と話した。

 開会式は来年7月24日の午後8時から始まり、テストは、条件が似た休日の夜を選んで行われた。本番の開会式は各国の要人も多数来日することが想定されるため、組織委や都などは、首都高の大規模な封鎖なども検討している。

 来年の7月24日は「体育の日」(2020年から「スポーツの日」に改称)を10月第2月曜から移動させて祝日になる。(前田大輔)