18日に行われたIFSCクライミング世界選手権のコンバインド女子予選は、野口啓代、森秋彩、伊藤ふたば、野中生萌の日本勢4名が上位8名に入り、オリンピックの代表内定が懸かる明後日の決勝進出を決めた。以下、予選を戦った選手たちのコメント一覧。

野口啓代(2位/決勝進出)
「スピードは自己ベストを出せたが思ったより順位がよくなくて、ボルダーもまったく良い登りができなかったので最後のリードでまさか巻き返せるとは思っていなかった。ボルダーが終わった時点で8位だったので、リードの前は緊張していてキツかったが、自分の一番良い登りをすることしか考えておらず、順位や決勝のことは頭になかった。(次は五輪代表権のかかった戦いだが)今は残れたことだけで嬉しくて決勝のことまでは考えられていない。日本人4人で争うというより、4人で残れたことが嬉しい。予選の結果から多くても3人くらいだと思っていたので、最後のリードで秋彩ちゃんが唯一完登して入ってきたのはさすがだなと思う」


森秋彩(5位/決勝進出)
「もしリードでヤンヤが完登していたら(決勝進出圏内から)落ちていて、絶対に完登すると思っていたので決勝に進めて嬉しいが、信じられないという思いの方が強い。リードで1位にならないと残れないというのはわかっていて、1位にならなきゃと思いながら登って1位になれたことは嬉しいし、自信につながる。下部は確実にいこうとしていたが、一箇所で失敗してこれはやばいと思った。でも決勝に残りたいということを思い出して、気持ちを強く持って最後まで諦めずに登った。いつもは出し切ろうと思いながら登るが、今日は落ちちゃいけないんだという思いで登っていた。ヤンヤが登っているときは、見ていられなくてずっと下を向いていた。コーチから『残ったよ』と言われて、ヤンヤが落ちたことが分かって信じられなかったし、何が起こっているのか一瞬わからなかった。まさか自分が決勝に残れるとは思っていなかったからすごく光栄に思う」


伊藤ふたば(6位/決勝進出)
「最初の種目のスピードで自己ベストを出せて、順位もスピード選手に続く4位になったことはかなり大きかった。ボルダリングは1課題目を時間ギリギリで登れたことが良い気持ちで次を登れることにつながった。あそこを登れているか、登れていないかでかなり違ったと思う。リードは最後のクリップが嫌で先に進んでしまって、そこで手こずってヨレてしまった。決勝に残ることができたので、あとは出し切るのみ。明後日は楽しんでいきたい」


野中生萌(8位/決勝進出)
「最高です。すごく嬉しい。9位の選手と同ポイントで、本当にギリギリでとにかくホッとしている。肩はラウンド中ずっと痛みと戦いながらだった。どのラウンドも良いところにいけてないので、リードも頑張らなければいけなかった。限界からさらに一手を出すという意識を持って、とにかく自分の全力を出そうという思いだけだった。(8位に残れた要因は)最後まで気持ちが切れずにやれたこと。総合的にどれも良くないが、その中で気持ちを切らさずやり切れたことが結果につながったと思う。(日本人トップを狙うために必要はことは)もちろん全ラウンドで上位を狙うこと。スピードのアレクサンドラが残っているので、自分も自己ベストに近づけられるように良いタイムを出したい。(日本人が4人残ったことについて)これ以上面白いファイナルはない。観客の方もそうだと思うし、選手としても嬉しい。楽しいファイナルになると思う」


倉菜々子(19位)
「3種目ともパッとした順位ではなかったが、コンバインドに残ることができただけでもよかった。ボルダーは苦手な課題が多くて1、3課題目はスタートから動けなかった。レベルの高い選手ばかりなので、その中で戦うのは難しい。3種目一気になるのでスピードから頑張ろうと思ったが、自己ベストにも届かなかった。1種目ごとに気持ちを切り替えてできたことはよかったと思う」

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取材

篠幸彦 /

編集部 /

写真

窪田亮