17日、IFSCクライミング世界選手権2019八王子(エスフォルタアリーナ八王子)のスピード男子予選が行われ、楢崎智亜が自身の持つ日本記録に迫ったが日本勢の決勝進出はならなかった。

  試技1本目。第37組目で世界記録保持者のレザー・アリプアシェナザンディファー(イラン)と今シーズンのワールドカップランキング1位であるバッサ・マエム(フランス)が激突。前回大会ビッグファイナルを戦った両者はともに5秒台を計測する圧巻の登りを披露。約0.05秒の差でマエムが先にゴールパッドをタッチした。

 その後ロシアのドミトリー・チモフェーエフ(ロシア)が世界記録まで約0.06秒に迫る5.542秒を叩き出して会場を沸かせる。納得の表情で首位に立った。

 楢崎智亜、原田海、藤井快、楢崎明智、土肥圭太の日本勢5人(杉本怜は発熱により出場辞退)はほとんどが6秒台後半から7秒台前半のタイムとなり、楢崎智は自身の記録まで0.001秒差となる6.292秒をマーク。決勝進出ライン上の16位で折り返した。

 しかし2本目に入ると日本勢は途中で足を滑らすミスが目立ち、タイムを伸ばすことができず。楢崎は2本目を棄権した。

 終盤にはワールドカップランキング2位のウラジスラフ・デューリン(ロシア)が5.647秒を記録するなどしたが、首位は変わらず。チモフェーエフがトップで決勝に進出した。

世界記録まであとわずかに迫り首位通過を決めたドミトリー・チモフェーエフ。

※17日付けで一部情報を加筆しました。

<予選リザルト>

1位:ドミトリー・チモフェーエフ(RUS)/5.542秒
2位:ウラジスラフ・デューリン(RUS)/5.647秒
3位:バッサ・マエム(FRA)/5.730秒
4位:レザー・アリプアシェナザンディファー(IRI)/5.757秒
5位:ツァオ・ロン(CHN)/5.790秒
6位:ダニル・ボルドィレフ(UKR)/5.889秒
7位:アミル・マイムラトフ(KAZ)/5.937秒
8位:セルゲイ・ルキン(RUS)/5.959秒
9位:コスティアンティン・パウレンコ(UKR)/5.966秒
10位:ルドヴィコ・フォッサリ(ITA)/5.970秒
11位:ウ・ジヨン(CHN)/6.011秒
12位:ヤン・クリツ(CZE)/6.030秒
13位:ジョン・ブラスラー(USA)/6.051秒
14位:リシャット・カイブラン(KAZ)/6.051秒
15位:ツォン・キシン(CHN)/6.086秒
16位:スタニスラフ・ココリン(RUS)/6.088秒
――――――
22位:楢崎 智亜/6.292秒
29位:藤井 快/6.640秒
32位:原田 海/6.887秒
38位:楢崎 明智/7.042秒
39位:土肥 圭太/7.123秒

※上位16名が決勝進出
※左から氏名、所属国、成績

CREDITS

取材・文

編集部 /

写真

高須力