<パラトライアスロンW杯東京大会>◇17日◇東京・お台場海浜公園周辺◇27・5キロ(ラン2・5キロ、バイク20キロ、ラン5キロ)

女子PTWC(車いす)世界ランキング2位の土田和歌子(44=八千代工業)が、59秒44で初優勝を飾った。

同1位のライバル、エミリー・タップ(オーストラリア)を第2ランで再逆転し、出場6選手中5選手が世界10位いないというハイレベルなレースを制した。

土田のW杯出場は昨年2月のオーストラリア・ダベンポート大会で3位になって以来2度目だった。

レース後、顔中に汗をしたたらせながら土田は言った。「いつもとは違うルーティンになりましたが、これも含めてトライアスロン。いい経験ができましたし、このコースを体感できてよかったです」。

この日午前3時すぎに水質悪化のためにランとバイクのデュアスロンに変更されることを知った。それでも冷静にレースに入って第1ランで先行。バイクでタップに逆転されたが、第2ランで再びトップに立って勝利のゴールを駆け抜けた。

冬季アイススレッジスピードレースと車いす陸上5000メートルで計3つのパラリンピック金メダルを持ち、昨年1月にトライアスロン転向を表明した。これまでに国際大会12レースに出場して7勝を挙げるなど、東京パラリンピックの金メダル最有力候補でもある。

課題のスイムで本番会場を泳ぐことはできなかったが、16日の試泳で感触はつかんだ。「今回、スイムがあったら結果はどうだったかということを考えると、スイムもしっかりトレーニングしたい。ランとバイクはとてもコンパクトでフラットなコース。今後はこのコースを攻略できるスキルを磨いていきたい」。東京パラリンピックまで1年あまり。土田がラストスパートに入る。