DeNA―広島19  2失点完投で10勝目を挙げ、緒方監督(左)とタッチを交わす広島・大瀬良=横浜【写真提供:共同通信社】


■大瀬良大地(広島東洋)
○4-2vs横浜DeNA(横浜スタジアム)
投球成績/9回 被安打5 奪三振4 失点2

 広島東洋の大瀬良大地が今季6度目の完投勝利で3年連続2ケタ勝利となる10勝目をマークした。0.5ゲーム差の直接対決に勝利したチームは7月5日以来となる2位に浮上した。

 今季の対戦成績が3試合で0勝2敗、防御率6.11という苦手相手に、大一番で最高の投球を見せた。2点リードの4回に四球と2本の長打で同点にされたが、味方がすぐに勝ち越すと、5回以降は横浜DeNA打線を2安打のみに抑える快投。「特にこの球場ではやられていたので、何度もやられっぱなしではいけないと強い気持ちを持ってマウンドに上がった」と、今季2戦2敗、4被本塁打で防御率9.28の鬼門・横浜スタジアムでのリベンジの投球に満足そうな表情を見せた。

 8回に筒香嘉智、ソト、ロペスをいずれもフライアウトで打ち取り、打席が回ってきた9回も代打が出ることなく続投となった。最後のイニングは1死から安打を許したが、戸柱恭孝、乙坂智を内野ゴロに打ち取って最後まで投げきった。「疲れたが、最後に大きな声援をいただいて、最高のいい疲れになった」と笑顔を見せた大瀬良。広島東洋では前田健太以来となる3年連続2ケタ勝利の達成も「野手の皆さんと、大声援をいただけるファンの皆さんのおかげ」と周囲に感謝した。

 チームは15日の敗戦で自力優勝の可能性がなくなったが、2位と3位の生き残りをかけた3連戦で、昨年の最多勝投手がエースの意地を見せた。「僕たちは目の前の一戦一戦を戦っていくだけ」という大瀬良は、最後に「明日も勝ちましょう!」と叫んでファンの喝采を浴びた。