15日に行われたIFSCクライミング世界選手権のリード女子決勝は、スロベニアのヤンヤ・ガンブレットが今大会2冠を達成。15歳の森秋彩は3位に入り、野口啓代の持つ世界選手権日本勢最年少の表彰台記録を塗り替えた。以下、決勝を戦った選手たちのコメント一覧。

優勝:ヤンヤ・ガンブレット(スロベニア)
「これまでの競技ですごく疲れていたが、決勝に多くのファンが観戦に来てくれていて嬉しかった。決勝の前は少しナーバスになっていたがリラックスして登ることができた。1つの大きな大会で2つのタイトルを取ることが出来て、今シーズンはすごく良いシーズンを送れているし、夢が叶ったような感じ。明日はレストデイなので嬉しい。体力を回復させて、スピード、コンバインドに挑みたいと思っている。まだコンバインドについては考えたくはないが、コンバインドでも楽しんで、ベストを尽くし決勝に進めることを目指している」
2位:ミア・クランプル(スロベニア)
「とても嬉しいし、まだ信じられない。自分ではそこまで能力があると思っていなかったし、他に強いクライマーがたくさんいるので、まったくこの結果は予想できなかった。ヤンヤは多くの大会で素晴らしい能力を見せてくれているし、やっぱり彼女が一番強いと思う。彼女の登りを見ているだけで刺激になるし、多くのアイデアやインスピレーションを受けている。ボルダリング、リードが終わって日程的にもかなり疲れているので、明日がレストデイなのはすごく嬉しい。休んでスピード、コンバインドに挑みたいと思う。ベストを尽くしていきたい」
3位:森秋彩
「表彰台に乗れたことは嬉しいが、あと一手伸びていれば2位だったのでそこはすごく悔しい。(中間部の)スライドのところで足の位置を間違えてしまって、そこですごく疲れてしまった。落ちる5手前くらいからきつかったが、ここで何手伸ばせるかで順位が変わってくるというのは声援で感じていたので、一手でも多く伸ばそうとギリギリまで頑張った。ランジがなくてリスクは少なかったが、一手一手が遠く、足も悪かったのでW杯と比べて辛めなルートだったと思う。日本の最年少表彰台というのは今聞いて知った。クライミングのレベルが上がってきている中で最年少記録を更新できたのは嬉しい。(W杯では敗れた同年代のソ・チェヒョン選手に世界選手権の舞台で勝てたが)急に出てきた感じだったから最初はびっくりして、これはずっと勝てないかもと思っていた。世界選手権で、しかも日本開催で勝てたというのはすごく嬉しい。ボルダーが終わった時点ではコンバインドが危うかったが、リードの3位で出場が見えてきた」
5位:野口啓代
「決勝では準決勝より良い登りができたと思う。自分のパフォーマンスにはすごく満足している。ただ、カウントバックで5位で、表彰台まであと一手の差だと思うと悔しい。最後は疲れて落ちてしまった。下部や最終面はそれほど苦手ではなかったが、最後の傾斜がなくなってじわじわと登る箇所は得意ではなかった。その面で上位の選手たちより力を使ってしまった。最後のパートはすごく歓声も聞こえたし、盛り上がっている時点で前の選手たちより上部にいっているんだなというのは感じていた。この成績でコンバインドの20位以内には入っていると思うので、あとはもうコンバインドで頑張りたい。リードもボルダーも納得するパフォーマンスができた。明日は1日レストで、明後日もスピードしかないので、コンバインドに向けて回復できると思う」

CREDITS

取材・文

篠幸彦、編集部 /

写真

窪田亮