15日夜、エスフォルタアリーナ八王子で開催中のIFSCクライミング世界選手権2019八王子はリード男子決勝を行い、アダム・オンドラ(チェコ)がこの種目3度目の世界王者に輝き、日本の楢崎智亜が4位、原田海が7位に入賞した。

 男子決勝は3番手の前回大会王者ヤコブ・シューベルト(オーストリア)が終盤の高度33+に到達。好記録をマークしてトップに立った。

 その後、2大会連続で世界選手権リード種目決勝に進出した原田が登場。ダイナミックなムーブを重ねて会場を沸かせるも、28+で暫定3位となった。

 そして5番手のオンドラ。ボルダリング決勝で何もさせてもらえず、その巻き返しを図りたいオンドラは順調に高度を上げていく。そしてシューベルトが掴めなかったホールドの保持に成功し、次のムーブで落下となるも34+でトップに立った。

2大会連続でファイナリストとなった原田海。

地力で他の選手を上回ったアダム・オンドラ。

 次のショーン・マッコール(カナダ)は高度30に達するのが精一杯となり、楢崎に競技順が回ってくる。楢崎はもはや定番となった高速の登りで上部に迫るが、次第に体力は奪われ、マッコールと同じ高度30で落下。暫定3位となり、表彰台は残すアレクサンダー・メゴスの結果次第に。

 そのメゴスは、楢崎とは反対にゆっくり着実にムーブを起こしていく。楢崎の落下したホールドにも耐えきって、最後は33+まで到達。オンドラには届かなかったが、準決勝へのカウントバックでシューベルトをかわし2位となった。

 これで逃げ切ったオンドラの優勝が決定。オンドラは2014、16年に次ぐ3度目の世界選手権リード制覇となった。2位はメゴス、3位はシューベルトで、2大会連続で同じ顔触れが表彰台に並び立った。

 楢崎は4位、原田は7位に終わり、ともに世界選手権リード種目の自己最高位を更新した。

 世界選手権2019八王子はボルダリング、リードの2種目が終了。明日16日は休息日となり、17日にスピード、そして18日からはコンバインドが行われる。

ボルダリングで1位、リードで4位。楢崎は抜群の安定感で、コンバインド予選に向けた各種目の総合順位でトップに立つ。

<決勝リザルト>

1位:アダム・オンドラ(CZE)/34+
2位:アレクサンダー・メゴス(GER)/33+ ※準決勝1位
3位:ヤコブ・シューベルト(AUT)/33+ ※準決勝6位
4位:楢崎 智亜/30 ※準決勝2位
5位:ショーン・マッコール(CAN)/30 ※準決勝3位
6位:ステファノ・ギソルフィ(ITA)/29+
7位:原田 海/28+
8位:ハネス・プーマン(SWE)/27+

※左から氏名、所属国、成績(到達高度)

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取材・文

編集部 /

写真

窪田亮