14日に大会4日目を迎えたIFSCクライミング世界選手権八王子大会はリード予選を行い、日本男子は前日ボルダリング王者に輝いた楢崎智亜の首位タイを筆頭に、原田海、藤井快、西田秀聖、楢崎明智の5名が準決勝進出を決めた。以下、予選を終えた選手たちのコメント一覧。

楢崎智亜コメント(1位タイ/準決勝進出)
「朝起きたら全身が痛すぎてキツいと思ったが、動き出すと思ったよりも体が流れてスムーズにいった。本格的に3種目に参戦し始めた時よりは、普段から3種目をやっていることもあって体力的に余裕がある。課題が短いのでルート的に止まりづらく、それだったらテンポよく登って行った方が疲れないと思った。(昨日のボルダリング優勝で)まったくプレッシャーもないし、気持ちよく登ろうと。(準決勝以降は)周りから本気でやらなくても、と言われるが、ベストは尽くしたい。リードの後に休める時間は増えるし、ルートも短いのでチャンスはあると思う」

原田海コメント(4位/準決勝進出)
「アップの際は疲労感もあって、指皮もだいぶキツいが、動き自体は悪くなかったと思う。決勝に進出したいので予選からしっかりと高順位でいくことを意識していた。リードは上位陣が堅いので、そこにどこまで食い込めるかだと思う。具体的な目標の順位は決めていない」

藤井快コメント(11位/準決勝進出)
「体自体は筋肉痛や疲労が結構あったが、ルートが短かったので、そのぶんなんとか頑張り切れた。完登できない内容ではなかったので、明日までにしっかりと休んでパフォーマンスを出せるようにしなければいけない。普段そんなに指の皮は減らない方だが、昨日のボルダリング準決勝、決勝でかなり指の皮が柔らかくなっていたので、指の皮負けというか、カチを握り込むのはきつかった。リードは決勝を目標に来たので、まずはそこに進みたい。ただ、準決勝になると課題のタイプも変わるので、気合いを入れ直していきたい」

西田秀聖コメント(23位/準決勝進出)
「W杯よりも自分の力を発揮できなくて、とても緊張した。普段から限界まで練習をしているので、限界になったところでどこまで力を出せるかという、出し切り力が去年よりも良くなっている。(どんな思いで世界選手権に向けて準備してきたか)もともと去年のW杯で4位になれていたので、優勝したいという思いでずっと練習してきた」

楢崎明智コメント(26位/準決勝進出)
「本命をミスしてしまったのが痛かった。オブザベーションの時点で先に上る第2ルートの方が得意だと思っていて、実際に得意なルートだったが落ちてしまった。前腕にまだ余裕があったのにそこで落ちてしまうのはよくない。ボルダーのぶんをリードで挽回するしかないと思っていて、少し緊張していた。2本目ももう少しいけたと思うが、前腕が張っていた。リードW杯の流れからすると調子はいい方ではあったが、実力が出し切れなかったのは悔しい」

土肥圭太コメント(29位/敗退)
「1ルート目の競技順が早くて、始まるまでにベストパフォーマンスを引き出せるウォーミングアップを間に合わすことができなかった。2ルート目のときには良い動きができていた。昨日も遅く、朝は早かったので色々と調整が間に合っていなかった。全体で見ても酷い登りだったと思う。長い大会を戦う上で今後改善する必要があると感じている」

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取材・文

篠幸彦、編集部 /

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高須力