◆第101回全国高校野球選手権大会第8日 ▽2回戦 星稜6─3立命館宇治(13日・甲子園)

 “京アニソング”に立命館宇治打線が奮い立った。

 5点を追う6回。吹奏楽部の演奏で、放火殺人事件の被害に遭った京都アニメーションの代表作「響け!ユーフォニアム」の主題歌「DREAM SOLISTER」がアルプス席に響いた直後だ。2死一、三塁から荒井豪太、古賀風地が連続適時打。星稜・奥川を引きずりだし、今野優斗はそのプロ注目右腕から左前適時打。3者連続タイムリーで3点を返した。反撃は届かなかったが、荒井は「迫力ある応援でみんなの思いが伝わってきた」と感謝した。

 コーチ時代を含め31年目の今夏限りで退任する石川順久部長(60)は「0点で終わらず3点取り返して意地を見た。選手たちへ、ありがとうの言葉しかない」と感無量。2年生の荒井は「もっと強くなってここに戻って来る」と誓った。京アニに勇気づけられた一戦が、来年へとつながる。(田村 龍一)