12日、大会2日目を迎えたIFSCクライミング世界選手権2019八王子(エスフォルタアリーナ八王子)はボルダリング男子予選を行い、出場した日本男子7名すべてが準決勝進出を決めた。

 第1グループの先頭は、このグループで唯一の日本人選手となった楢崎智亜。第1課題は中々体勢が定まらず苦戦を見せるも、残り約20秒での完登で切リ抜ける。その後は得意のランジを華麗に決めるなどして4完登。第5課題こそ取りこぼしたものの、グループ3位で明日の準決勝に駒を進めた。

 同グループ首位通過は、今シーズンのW杯で楢崎と年間王者を争ったアダム・オンドラ(チェコ)だ。楢崎が4トライを要した第1課題を一撃して波に乗ると、第4課題以外をすべて1トライで攻略した。

今シーズンのW杯年間王者である楢崎智亜がグループ3位で順当に準決勝進出。

W杯年間2位のアダム・オンドラが好調をうかがわせるパフォーマンスで首位通過となった。

 もう一つのグループでは、6名の日本男子が上位を独占する。1、2位に入ったのは緒方良行と藤井快。結果的にこの2人以外は登ることのできなかった緩傾斜の第1課題を一番手の藤井が1トライ、二番手の緒方が2トライで沈めると、ともに4完登を記録する。ゾーン獲得数の差で緒方が上を行き、今大会唯一の出場種目で好スタートを切った。

緒方に次ぐ2位で第2グループを突破した藤井快。

 3、4位には3完登の杉本怜と土肥圭太、5、6位には2完登の原田海と楢崎明智が入り、これで日本男子7名全員が明日の準決勝に進出することとなった。

 男女ともにさらなる活躍の期待がかかる準決勝は明日、女子が9時、男子が12時45分から開始予定だ。

<男子予選>

第1グループ
1位:アダム・オンドラ(CZE)/5t5z 6 6
2位:チョン・ジョンウォン(KOR)/4t5z 4 5
3位:楢崎 智亜/4t4z 8 5
4位:ヤニック・フローエ(GER)/3t5z 5 14
5位:ヤコブ・シューベルト(AUT)/3t4z 5 6
6位:ショーン・マッコール(CAN)/3t4z 5 8
7位:マニュエル・コルニュ(FRA)/3t4z 7 10
8位:ルドルフ・ルアーナ(USA)/3t4z 15 15
9位:マイケル・ピコーラス(ITA)/3t3z 9 8
10位:ヤン・ホイヤー(GER)/2t5z 9 14

第2グループ
1位:緒方 良行/4t5z 11 7
2位:藤井 快/4t4z 5 5
3位:杉本 怜/3t5z 5 11
4位:土肥 圭太/3t5z 6 8
5位:原田 海/2t5z 4 8
6位:楢崎 明智/2t4z 4 5
7位:ネーサン・フィリップス(GBR)/2t4z 7 7
8位:ナサニエル・コールマン(USA)/2t3z 3 5
8位:イェルネイ・クルーダー(SLO)/2t3z 3 5
10位:セルゲイ・スコロドゥモフ(RUS)/2t3z 7 8

※各グループ上位10名が準決勝進出
※左から氏名、所属国、成績
※成績は左から完登数、ゾーン獲得数、完登に要した合計アテンプト数、ゾーン獲得に要した合計アテンプト数

CREDITS

取材・文

編集部 /

写真

窪田亮