<スポーツクライミング:世界選手権>◇第1日◇11日◇東京・エスフォルタアリーナ八王子◇ボルダリング女子予選

過去4度のボルダリングW杯総合女王に輝き、20年東京五輪での現役引退を表明している野口啓代(30=TEAM au)は、予選5課題を全て完登し、B組首位で13日の準決勝進出を決めた。

予選1組目に登場した日本女子の第一人者は、1課題目で3回落下する苦しい展開となったがうまく立て直した。「1課題目で落ちることは少ないけど、立て直せてメンタルも安定している。絶好調ではないけど、今日は全部登ることが目標だったので達成出来て良かった」と納得の表情を見せた。

今年が最後の世界選手権となり、これまで以上に「平常心」を心掛ける。大会は21日までの長丁場となり、ボルダリング、リード、スピード、五輪実施種目の複合の順で実施されるため集中力を高める。複合女子予選が18日、同決勝が20日に行われ、7位以内の日本勢最上位に入れば五輪代表に内定する。

この日、今季ボルダリングW杯6戦全勝のヤンヤ・ガンブレット(スロベニア)はA組首位で全5課題を一撃完登した。野口は「(A組で)課題は違ったけど、ヤンヤが絶好調っぽいので決勝で良い戦いをしたい。(世界選手権にピークを)合わせているな」と警戒しつつも、ライバル以上に「自分に集中したい」と静かに気持ちを高めていた。

B組2位の伊藤ふたば(TEAM au)、A組3位の倉菜々子(ウィルスタッフ)、B組8位の野中生萌(XFLAG)も上位20人が出場する準決勝に駒を進めた。