スポーツ仲裁裁判所(CAS)は2日、ドーピング違反で国際水泳連盟から受けた4年間の資格停止処分を不服とし、申し立てしていた競泳男子の古賀淳也選手(32)が、処分を2年間に短縮することで国際水連と合意したと発表した。資格停止は2020年5月14日まで。東京五輪代表選考会を兼ねる来年4月の日本選手権には出場できない。

 古賀選手は18年3月、競技会外検査で筋肉増強作用がある禁止物質が検出されたが、意図的な摂取を否定しCASに提訴していた。審議した結果、服用したサプリメントに禁止物質が混入していた可能性が高いと判断され、国際水連が処分軽減を受け入れた。ただし、摂取した物の最終的な責任は選手が問われるため、処分は免れなかった。

 古賀は世界選手権の背泳ぎで09年に100メートル優勝、50メートル2位、17年に50メートル2位。16年のリオデジャネイロ五輪では400メートルリレーに出場している。(遠田寛生)

 ドーピング違反で国際水泳連盟から受けた資格停止処分が2年に短縮されることになった古賀淳也選手(32)がコメントを発表した。全文は以下の通り。

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 このたび、自分の不注意が招いた問題によって世間をお騒がせしてしまったこと、そして応援と期待を寄せていただいていた皆様にご迷惑をおかけしてしまったことを改めておわび致します。

 長い時間がかかってしまいましたが、国際水泳連盟及びスポーツ仲裁裁判所(CAS)のパネルに、私が意図せずに禁止物質を体内に摂取してしまったことが認められました。この事実が認められるまで長い間応援し、支えてくださった方々に心から感謝をしたいと思います。

 来年に迫った東京五輪に出場することはできませんが、かねて目標としていた2021年の福岡世界水泳と22年に行われる杭州アジア大会に向けて現役を続行し、もう一度世界の舞台で活躍が出来たらと思います。

 これからも水泳選手の古賀淳也をよろしくお願い致します。