2030年の冬季五輪招致をめざす札幌市の石川敏也副市長が31日、長野市役所を訪れ、そり競技の会場として長野市が運営する国内唯一のそり施設「スパイラル」の活用を加藤久雄市長に申し入れ、加藤氏は受け入れを表明した。

 併せて加藤氏は、維持管理費がかさむために製氷を休止している長野市側の立場を強調。「市議会で休止を決定しており、この方針が基本。使えるようにするには施設の改修や仮設工事が必要だ」と述べた。

 スパイラルは、1998年の長野冬季五輪でボブスレーやリュージュの会場として使用された。その後は国内唯一のそり競技施設として長野市が運営してきたが、そり競技の競技人口が少ない中、年間約2億2千万円(うち国の補助が約1億円)の維持管理費がかかることが財政上の負担となり、2018年の平昌冬季五輪後に製氷を休止した。その後は夏季のトレーニング場や、ノルディックウォーキングのコースとして利用されている。