広島―中日16  完封で7勝目を挙げ、捕手石原(左)と握手する広島・ジョンソン=マツダ【写真提供:共同通信社】■ジョンソン(広島東洋)○2−0 vs中日(マツダスタジアム)投球成績/9回 被安打1 奪三振8 失点0 広島東洋のジョンソンが2…

広島―中日16  完封で7勝目を挙げ、捕手石原(左)と握手する広島・ジョンソン=マツダ【写真提供:共同通信社】


■ジョンソン(広島東洋)
○2−0 vs中日(マツダスタジアム)
投球成績/9回 被安打1 奪三振8 失点0

 広島東洋のジョンソンが24日の中日戦で9回を1安打無失点の快投劇を演じ、自身3年ぶりの完封勝利をマークした。

 「とにかく全力を尽くして投げようと思っていました。ストライクをどんどん先行させて、投げ切っていくことを心がけていました」とジョンソン。初回からキレのあるストレートを軸に制球に乱れもなく、ほぼ完璧なピッチング。3回2死から平田良介にライト前に弾き返されたが、この日許したヒットはこの1本のみだった。

 ピンチはあった。6回に味方の連続失策で1死2、3塁。しかし、「本当にすごく声援が支えになった」とファンの力も借りて、大島洋平を三振、ビシエドをライトフライに打ち取って無失点を継続。続く7回には三者連続三振を奪うなど、最後まで集中力は途切れず、「石原がしっかりと組み立ててくれて、首は1回ぐらいしか振っていない」とバッテリーのコンビネーションも抜群だった。

 最終的に9回を1安打8奪三振無失点。今季7勝目(6敗)を、自身2016年5月24日の読売巨人戦以来の完封で飾った。これでチームは今季4度目の5連勝。殊勲の左腕は「5連勝ですけども、まだまだシーズン残っているので、これからどんどんどんどん勝っていって連勝を重ねていって、まだまだ試合数が残っているので、とにかくまずは1位に返り咲きたいと思っています」とファンに宣言した。