世界ボクシング協会(WBA)ミドル級王者に返り咲いた村田諒太(33)=帝拳=は試合から一夜明けた13日、大阪市内で取材に応じ、「朝、目が覚めて、夢じゃなかったんだと思った」と顔をほころばせた。

 昨年10月に大差判定負けで王座を奪われたロブ・ブラント(28)=米=に2回TKO勝ち。雪辱を果たして9カ月ぶりにベルトを巻いた今、「家族との時間とコーヒー。それがボクが渇望しているものです」と話し、試合前の約3カ月間、コーヒー断ちをしていたことを明かした。

 理由は、練習中の集中力を研ぎ澄ますため。「コーヒーなどでカフェインをとって、練習以外の時間に変にテンションが上がるようなことがないようにした」。細心の注意をはらい、充実のトレーニングを積めたことが勝因とし、「ボクの17戦のプロキャリアで一番いい試合ができた」と振り返った。

 試合では2回に最初のダウンを奪ったあと、審判が試合を止めるまで左右の強打を振り続けた。「慣れない連打で今、腰が痛いです」と笑わせたあと、「(前夜のファイトスタイルが)自分の体にしっくりとくるボクシングができた」と自信を深めた様子だ。