楽天―オリックス14  お立ち台でポーズをとる楽天・嶋(左)と則本昂=楽天生命パーク【写真提供:共同通信社】


■則本昂大(東北楽天)
○6-1vsオリックス(楽天生命パーク)
投球成績/6回 被安打3奪三振2 失点1

 東北楽天の則本昂大が9日のオリックス戦で6回3安打無失点の好投で今季初勝利。右ひじのクリーニング手術で今季初登板となったエースが、引き分けを挟んだチームの連敗を10で止めた。

 3月に右ひじ手術を行い、1軍復帰初戦となったマウンドで、入団以来6年連続2ケタ勝利の右腕が躍動した。「今日は自分が止めてやるという気持ちでマウンドに上がった」という則本は、初回から2者連続三振を奪うスタート。6回まで散発の3安打、6奪三振の快投で、チームに6月22日以来となる勝利を呼び込んだ。

 2回には嶋基宏が先制タイムリーで則本を援護した。長年の恋女房の一打に則本は「心強かったし、その後は落ち着いて投げることができた」と感謝。その後も3回にブラッシュの3ラン、4回には茂木栄五郎のタイムリーと、エースの復活で打線も勢いを取り戻した。大量援護を背に受けた則本は、手術明けで100球前後の球数制限の中、テンポよく6イニング、90球を無失点で投げ切った。

 269日ぶりの復帰登板で勝利投手となったエースは、お立ち台で「お待たせしました!」とファンに向けて一言。「自分のいる場所はここだと思ったし、フル回転するために手術を受けたので、このままバンバン飛ばして勝っていきたい」と宣言。日本球界では異例とも言える7年契約が明らかになり、事実上のメジャー移籍を封印したエースは「とにかくチームが勝つために、全力で腕を振っていきたい」と、後半戦の完全復活を誓った。