中日―日本ハム2  今季初勝利を挙げ、ファンとタッチを交わす中日・吉見=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】



  

■吉見一起(中日)
○6−1 vs北海道日本ハム(ナゴヤドーム)
投球成績/5回2/3 被安打3 奪三振6 失点1

 中日の吉見一起が22日の北海道日本ハム戦で6回途中1失点の好投で今季初勝利を挙げた。

 4月21日以来、今季4度目の登板。自身の再起をかけた一戦は「運命としか思えなかった」という社会人時代のトヨタ自動車の先輩でもある金子弌大との投げ合いとなった。「久しぶりの登板にしてはうまく入っていけたと思う。相手投手は先輩だったので、楽しみながら投げようと思っていたけど、いい緊張感の中で投げ合えて良かったです」という吉見は、初回の三者凡退から3回まで打者9人でパーフェクトに抑える完璧な立ち上がりを披露。その後、5回に渡邉諒に三塁打から代打・王柏融にタイムリーを浴びて1点を失ったが、5回2/3を3安打1失点に抑えてリリーフにバトンタッチ。味方打線も追加点を奪って引き離しに成功し、吉見が待望の今季初勝利を手にした。

 プロ14年目の33歳。開幕ローテ入りから今季初登板した4月3日の広島東洋戦こそ6回途中8安打無失点と先発の仕事をこなしたが、続く同14日の阪神戦は4回途中7安打5失点、同21日の東京ヤクルト戦も3回5安打4失点と早いイニングでマウンドを降りた。それだけに約2ヶ月ぶりのマウンドにかける思いは強かった。「周りがしっかり守ってくれて、何とか粘り強く投げられたと思います。反省するところはあるんですけど、今日は素直に喜びたい」と吉見。ようやく手にした今季初勝利は、自身のプロ通算89勝目にして、対北海道日本ハム戦での自身初勝利となり、11球団勝利も達成。経験豊富なベテランの復活が、チーム浮上のキッカケになるはずだ。