米プロバスケットボールNBAが20日(日本時間21日)に開催するドラフト会議で、全米大学体育協会(NCAA)の強豪ゴンザガ大に所属する八村塁(21)の1巡目指名が期待されている。実現すれば日本人初の快挙だが、実は38年前、下位でドラフト指名を受けた日本選手がいた。

 1981年。まだ日本にバスケットのプロチームがなく、トップ選手が実業団で活動していた頃のことだ。身長228センチという恵まれた体格を持ち、長身センターとして日本リーグの得点王など数々のタイトルを獲得していた岡山恭崇さん(64、当時・住友金属)がウォリアーズのフロント陣の目に留まった。

 その年のNBAドラフトで、岡山さんは8巡目の171位でウォリアーズから指名を受け、これが日本選手初のドラフト指名となった。「NBAは自分が関わることのない組織だと思っていたので、うれしさというより驚きの方が大きかった」

 ただ、岡山さんが実際にNBAの舞台に立つことはなかった。大事な戦力を引き抜かれてはかなわないと住友金属が考え、交渉が進まなかったのだという。