2020年東京五輪でも活躍が期待される米ゴンザガ大の八村塁(21)は、20日(日本時間21日)のNBAドラフト会議で、日本選手として初めて1巡目での指名が予想されている。NBAドラフトの仕組みは、どうなっているのだろう?

 今回のNBAドラフトで指名される選手は60人という狭き門。全30チームが2巡目まで指名する計算だ。NBAでは選手をトレードする際などにドラフトの指名権をチーム間で譲渡することがあり、3人以上指名するチームや、誰も指名しないチームが出ることもある。

 1巡目4位までの上位指名の順番は、18~19年シーズンのプレーオフに進めなかった成績下位の14チームによる抽選で事前に決めた。下位チームが前シーズンの終盤、1巡目1位指名の権利を得るため意図的に負けるのを防ぐためだ。1巡目の5位以降と2巡目は原則、レギュラーシーズンの勝率が低いチームから順に指名する。

 ドラフト指名の対象となる選手は19年末の時点で19歳以上であること、高校卒業から1年以上を経過していることが絶対条件だ。

 その上で、大学卒業か、高校卒業から4年を過ぎていることなどの条件が必要になる。米国の高校を卒業せず、米国の大学にも入学していないなどの場合は「海外選手」とみなされ、NBA以外のプロリーグでのプレー経験などが求められる。

 例外的に、米国の大学卒業を待たなくても指名対象となれる「アーリーエントリー」があり、現在ゴンサガ大3年の八村塁をはじめ、有力選手の多くはこの方法でNBA入りを目指す。

 また、NBAでは、ドラフトで指名した選手を直後にトレードに出すことが毎回のように起こる。八村が日本選手で初となる1巡目指名を受けた場合も、実際にプレーするチームが同じであるとは限らない。(清水寿之)