ロッテ―中日1  ロッテに完投勝利し、ファンの声援に応える中日・柳=ZOZOマリン【写真提供:共同通信社】


■柳裕也(中日)
○4-1vs千葉ロッテ(ZOZOマリン)
投球成績/9回 被安打6 奪三振13 失点1

 中日の柳裕也が14日の千葉ロッテ戦に先発し、今季初完投でリーグトップの7勝目をマークした。

 千葉ロッテ先発の二木康太との息詰まる投手戦に投げ勝った。4回に先制点をもらった柳は、走者を出しても要所で三振を奪う投球で6回まで無失点に抑えたが、7回に先頭のレアードに一発を浴びて同点とされた。その後も2死1、2塁のピンチを迎えたが、球場独特の強風とレフト松井佑の好守に助けられ、勝ち越しは許さなかった。

 同点で迎えた9回、打線が二木からビシエドのタイムリーと高橋の2ランで3点を奪って勝敗が決した。柳は8回まで117球を投げていたが「野手の皆さんが必死になって点を取ってくれたので、9回は力になった」と続投し、三者凡退で試合を締めくくった。

 柳は「二木投手もいいピッチングをしていたし、絶対負けないという気持ちが最少失点につながった」と、自らの投球を振り返った。ZOZOマリンスタジアムではプロ初登板となった柳だが、「この一週間は伊東(勤)ヘッドにアドバイスをいただいた。今日は腕も振れていたし、加藤さんもうまくリードしてくれたので、自分の持ち味が出せた」と周囲のアシストを生かして13奪三振の快投につなげた。

 即戦力のエース候補としてドラフト1位入団した柳だが、17年は1勝、昨季も2勝のみと周囲の期待を裏切った。3年目の今季は開幕からローテを守り、4勝目を挙げた5月25日の東京ヤクルト戦から自身4連勝で、リーグトップタイの7勝目。覚醒したエース候補がタイトル争いに参戦する。