6月13日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンク対阪神の「日本生命セ・パ交流戦」3回戦は、3対0で福岡ソフトバンクが勝利した。

 福岡ソフトバンク先発は、ここまでリーグ4位の防御率2.35と好投しながら勝ち星は3と、援護に恵まれない大竹耕太郎投手。打線の奮起が期待された試合だったが、この日も我慢の展開が続く。

 大竹投手は持ち前の制球力を活かし、阪神打線をほんろうする。6回が終わって、許した安打は1本のみ。四死球もわずか1つ、4回以降は走者を一人も出さないなど、文句の付けようのない快投を披露する。

 一方の味方打線は、阪神先発の高橋遥人投手の前に沈黙。こちらも6回を終えて安打は1本のみと、突破口を見いだせず。重苦しい雰囲気が漂う展開となる。

 しかし、大竹投手は粘りの投球を続けた。0対0の緊迫した展開の中、7回表も3者凡退に切って取り、攻撃のリズムを作る。

 すると7回裏、ようやく試合が動く。先頭の今宮健太選手が左前打で出塁すると、内川聖一選手も安打で続き、1死1,2塁の場面で、打席にはグラシアル選手。4球目のスライダーを振り抜くと、打球は一直線にスタンドへと突き刺さる先制14号3ランに。待望の一打で、大竹投手に援護点をプレゼントした。

 大竹投手が8回表も無失点で終えると、9回表は森唯斗投手が登板。森投手も無失点でこの回を締め、試合開始から約2時間30分の“省エネ”で勝利を収めた。大竹投手は、うれしい今季4勝目。頼れる主砲・グラシアル選手の第14号3ランが試合を決めた。 文・望月優樹