ルートインBCリーグの東地区2位の新潟は15日、同地区首位・群馬とビジターの群馬・高崎市城南野球場で直接対戦する。

群馬は前期優勝マジック2で、新潟は負けられない一戦。ルーキーながら開幕直後から主戦でマスクをかぶり続けてきた西沢知史捕手(22)が、好調な投手陣をリードし、逆転優勝に望みをつなぐ。

    ◇    ◇    ◇

東地区優勝をかけた大一番、西沢は「チーム全員で優勝のために戦う」と意気込みを示した。1ゲーム差で首位群馬を追う新潟は負けたらV逸の土壇場。先発予定は今秋のドラフト候補の153キロ右腕長谷川凌汰投手(23)。「群馬は振ってくる打者が多い。勝負球をうまく使って、低めを徹底させたい」。リードのポイントは頭に入っている。

清水章夫監督(43)は「プレッシャー以上に楽しみを感じている」と西沢を見ている。ルーキーながら開幕2戦目の信濃戦(4月7日)で初のスタメンマスク。ここまで24試合に出場した。長谷川、ハーラー2位タイの7勝を挙げる中西啓太投手(27)、プロ注目の前川哲投手(23)らを擁する投手陣は防御率2・89で、リーグ唯一の2点台。西沢は工夫を凝らしたリードで土台を担ってきた。

試合中に配球をつけたノートを試合後、見直す。元巨人捕手の加藤健球団社長補佐兼総合コーチ(38)のアドバイスにも集中して聞き入る。「『配球に正解なし』と言われている。打ち取る確率の高い球種をその場に応じて使う」。

昨年まで在籍した信越硬式野球クラブでは、出場機会に恵まれなかった。週末ごとに試合が組まれている今は「日々、研究です」と充実感がある。それだけに結果を出したい。「負けられない」。群馬戦への集中度を高めた。【斎藤慎一郎】

◆西沢知史(にしざわ・かずふみ)1996年(平8)8月20日生まれ、長野県出身。長野商では3年夏の県大会準優勝。卒業後、クラブチームの信越硬式野球クラブで野球を続け、15、16、18年の都市対抗野球に出場。18年11月、特別合格選手で新潟に入団。178センチ、81キロ。右投げ右打ち。背番号38。