<スケートボード:デュー・ツアー>◇12日◇米カリフォルニア州ロングビーチ◇パーク男子ほか

冬夏オリンピック(五輪)出場を目指す平野歩夢(20=木下グループ)が、予選11位で14日の準々決勝に進出した。23カ国から61人が出場した予選は、3人が同時に滑るジャム形式で実施。慣れない方式にミスも目立ったが、高いエアと安定した空中姿勢で63・86点を出した。日本勢は4人が出場したが、いずれも得点が伸ばせず。予選突破は平野だけだった。

2大会連続銀メダルのスノーボード・ハーフパイプに続く五輪出場へ、最低限の結果だった。昨年の世界選手権13~27位がシードされている準々決勝には予選から10人が進む大会形式だったが、上位に欠場者がいて14人が進出。平野の勝ち上がりはギリギリだった。予選上位選手は80点代、シード選手も加わる準々決勝を突破するには大幅に得点を伸ばす必要がある。

今大会は、五輪出場20人を争う五輪ポイント付与の対象大会。7月の「国際オープン」、さらに最も得点の高い9月の世界選手権に向けて、少しでも上位に入ってポイントを稼ぐことが東京五輪に近づく。課題はコース上部の縁を使う「コーピング」などスケートボード独特の技術だ。

準々決勝からの「本選」に進出して大会ホームページに「ツアーライダー」として掲載された平野だが、顔写真はゴーグルをつけた「冬仕様」。スノーボードのメダリストからスケートボードへ、平野自身が話す「誰もやったことがない挑戦」は始まったばかりだ。