9月20日のラグビーW杯日本大会開幕まであと100日となった12日、宮崎合宿中の日本代表NO8姫野和樹(24)=トヨタ自動車=が、100日後に始まる大舞台での躍進を誓った。鍵を握るスクラム練習ではフランカーやロックも務める万能ぶりを見せた。恥骨炎症で別メニュー調整中のフランカー、リーチ・マイケル主将(30)=東芝=は順調な回復ぶりを見せ、チームの現在の仕上がり具合を「75(%)」と手応えを示した。

 姫野が歯を食いしばりながらも代わるがわるNO8、フランカー、ロックと3つの位置でスクラムを押し込んだ。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(49)が選考基準に挙げる「複数ポジションができること」を体現する万能FWは「練習はめちゃめちゃキツいけど音は上げられない。どこでも100%できるようにしたい」。開幕まであと100日。「盛り上がりを感じる。結果を残せる準備が順調にできている」と自身初のW杯出場、そして日本初の8強入りへ、日々、手応えを感じている。

 自分たちよりも体の大きな海外選手相手に引くつもりはない。W杯でのトライ奪取の意欲を聞かれ「ウィングのような鮮やかなトライはできない」と苦笑いしつつ「でかい相手にもドライブしてコンタクトして抜け出し、そういったトライをしたい」と真っ向勝負を宣言。守備面も「タックルは強みとは言えない。もっと磨きたい。100日後、武器に変えたい」と貪欲だ。

 頼れるリーチ主将も快方に向かっており「いい状態。今日は走らなかったけど、痛みはない」と17日にも全体練習へ部分合流する予定。復帰が見えてきた。

 11、15年W杯に出場した同主将は、開幕100日前のチーム状態を「75(%)」とし、「十分時間はある。戦術(の完成度)を上げていければいい」と冷静だ。姫野も「皆で日本全体で盛り上げられるよう、選手はハードワークしていく」。ジョセフ・ジャパンは、列島を沸かせる準備に余念はない。(田村 龍一)