◆報知新聞社後援 第68回全日本大学野球選手権第3日 ▽2回戦 ▽2回戦 東洋大7―1桐蔭横浜大(12日・神宮球場)

 2回戦7試合が行われ、東洋大(東都大学)、明大(東京六大学)がともに快勝し、13日の準々決勝での対戦が決まった。東都大学と東京六大学の代表が対戦するのは今回が28回目。過去27度のうち、勝った26チームが優勝と、“事実上の決勝戦”となりそうだ。

 7回112球で桐蔭横浜大を2安打無失点に封じると、東洋大の最速149キロ右腕・村上頌樹(しょうき)は翌日の決戦をにらんだ。東都と東京六大学のプライドが激突する準々決勝。初戦で温存された明大のドラ1候補・森下に対し、「今日投げずに勝っているので負けたくない。優勝するには絶対、明治と当たる。早いか遅いか」。2連覇した11年以来、8年ぶりの初戦突破&8強進出に浸ることなく、闘志をむき出しにした。

 鬼門を突破した。昨年は上茶谷(DeNA)、甲斐野(ソフトバンク)、梅津(中日)とプロに進んだ3本柱を擁しながら、東都勢初のコールド負け&2年連続初戦敗退。慣れ親しんだ神宮のマウンドで、村上は「掘れるところが合ってなかった」と戸惑いながら、「同じ球種でも緩急をつけた」。打者の反応を見て、最速146キロの直球、変化球に奥行きを加えた。

 智弁学園時代に16年センバツで全5試合完投優勝。今春のリーグ戦でも4月24日に6回104球、翌25日に9回1安打完封の準完全試合。174センチの鉄腕は「途中で代わると思っていた。明日も投げろと言われれば、投げる」と、腕をまくった。

 1学年上の森下には「自分と違って身長がでかく、球も速く、三振が欲しい時に取れる。理想的な投手」と憧れを抱くが、「やるからには負けたくない」。覇権は譲らない。

 ◆東京六大学VS東都 15年準々決勝の専大―早大まで27度あり、通算成績は六大学の18勝9敗。過去27度の対戦は決勝21度、準決勝5度、準々決勝1度。72年準Vの慶大を除き、対決を制した26校は全て優勝しており、勝者のV確率は96%。明大―東洋大は初。