◆報知新聞社後援 第68回全日本大学野球選手権第3日 ▽2回戦 東海大2―1宮崎産業経営大(12日・東京D)

 2年連続出場の宮崎産業経営大は、延長11回タイブレークの末に敗れ、準々決勝進出とはならなかった。

 1―1で迎えた11回、1死二、三塁。「このバッターで勝負すると決めていた」とエース・杉尾剛史(4年)。自信のあるストレートを投じたが、東海大・藤井健平(4年)に中前打を放たれ、サヨナラを許した。「初球には気をつけていたが、気の緩みがあった」と最後の1球を悔いた。それでも、前日の127球に続き、149球の熱投を繰り広げ、東海大打線を5安打に抑えた。

 春夏の甲子園、大学選手権の優勝経験がない宮崎県に、「日本一の報告がしたい」という思いでここまで頑張ってきた杉尾。杉尾は、宮崎日大で3年夏に甲子園出場も初戦敗退。大学でも、故郷・宮崎で野球を続けることにこだわってきた。

 このチームのよさを問われると、「うまくなりたい意志が強く、夜中まで野球の話をしているんです」と答えた。そんな同期の多くは、今大会を機に引退。引き続きプレーする右腕は、「この悔しさは、秋でぶつけるしかない」と仲間の思いを背負って、また神宮に帰ってくることを誓った。