<とっておきメモ>

<エンゼルス5-3ドジャース>◇11日(日本時間12日)◇エンゼルスタジアム

新たな旅立ちへ、大谷が花を添えた。広報を中心に40年間、エンゼルスに携わってきたティム・ミード副社長が、米国野球殿堂博物館の次期館長に就任するため、まもなく球団を離れる。

12日からチームは遠征試合が続くため、この日が同氏にとって本拠地での最後の試合。先制弾で勝利に導いた大谷は「僕が打ったとかいうより、勝って最後ああいう風にできたのは、チームとしても良かった」と穏やかな表情を見せた。

6日、エンゼルスタジアム内でお別れ会が盛大に行われ、大谷もミード氏の涙のスピーチを見守った。7号ソロを放ったこの日の試合前には、クラブハウスでサイン入りのバットをプレゼント。笑顔で受け取った同氏は「これから僕のオフィスに飾っておくよ」とうれしそうだった。

メディア対応の管理など、広報部長としても大谷を支えてきた。卓球を一緒に楽しんだこともあり「彼はいつも、勝ちたいと思っている。ミスをしたら悔しがって、ポイントをとったら、喜んだりね。そういう姿を見るのも楽しかったね」。思い出は胸に刻み、新しい道へと進む。

本拠地での2連勝を見届け、涙をこらえるように「感慨深かった。勝ってくれて、うれしいね」。大谷の本塁打とチームの勝利が、最高のギフトになった。【MLB担当=斎藤庸裕】