9月20日に開幕するラグビーW杯まであと100日となった12日にあわせて、SH田中史朗(34)=キヤノン=がインタビューに応じた。全3回の(2)。

 -1次リーグで格上のスコットランド、アイルランドと対戦する。日本が勝ったことのない相手だが、自信は。

 「ここで『ない』って言ったら終わりですし。僕の中ではスコットランドは狙い目かなと思っています。前回も、W杯では全然ダメでしたけど、その後の(16年6月の親善)試合はすごくいいプレーができました。ホームアドバンテージっていうのもありますし、暑さに弱い彼らを、自分たちがフィットネスであったりスキルであったり戦術でアタックできれば、可能性は十分あると思います」

 -スコットランドが狙い目と言いましたが、強豪国との差は

 「ミス、ペナルティーじゃないですか?オールブラックス相手でもトライはとれていますし、スーパーラグビーでも相手を止められた部分もしっかりあったので。でもそこでlつミスをすると相手に付け入れられる。やっぱりミスを少なくすることは大事かなと思います」

 -言うほど簡単なことではない。

 「でも意識はすれば。去年のイングランド戦でも、前半の初めは簡単にトライをとられましたけど、その後はトライを許していませんし、南アフリカ戦でも止められる部分はしっかりと止められたので。それを80分続けることが大事だと思います」

 -強豪国には善戦しても勝つまではいっていない。

 「不安はないですね。レベルアップしていることも実感していますしウエールズに勝ったとき(2013年6月)も、ホームアドバンテージがあった中、暑さに負けたというのがある。W杯の中では強みになるかな」

 -ジェイミーのキック戦術は浸透している?

 「みんなの意識はすごい、戦術を理解しようとしてやっていますね。精度という部分では100%ではないですけど、やろうとしていることは選手は理解していますね。新しい選手はコミュニケーションをとりながら学んでいるところなので、彼らが理解できれば全員が理解できると思います」

 -ハーフからのキック、ハイパントでも動き出しのタイミングやご自身のキックの精度もそうですが細部のところはこれから詰めていかないといけないところですか。

 「自分自信もキック練習していますし、チームとしても練習していますし、やることも理解できているので、不安はないですね」

 -同じ絵を描けている?

 「そうですね」

 -話は変わりますが、いま、ラグビー協会も変わろうとしている。

 「変わっていただければありがたい。変わる変わると言って変わらないので。でもしっかりした方々が上に立ってはるので、このまま変わっていただけるなら。あとは僕が偉そうに言うわけではないですけど、理事の方でも、『何してんねん』ていう人がたくさんいるので、日本のラグビーのために活躍した、清宮さんもそうですし岩渕さんもそうですし、そういう方が上に立って引っ張っていただければ、日本ラグビーは変わると思います。もっともっと子どもたちに夢を与える環境を提供できると思います」