卓球のジャパンオープン(OP)荻村杯は12日から16日まで札幌市・北海道立総合体育センターで、ワールドツアーで最も格付けの高いプラチナ大会として開催される。函館市出身の佐藤瞳(21)=ミキハウス=が地元・北海道での試合に燃えている。

 佐藤が地元でカット主戦型の底力を見せる。4月の世界選手権個人戦女子ダブルスでは橋本帆乃香(20)=ミキハウス=と銅メダルを獲得。函館市出身の21歳は、北海道での凱旋試合に向け「本当に特別な場所なので勝ち負けはもちろん、何より戦う姿。頑張ってるなと思ってもらえるように、精いっぱいやるべきことをやりきりたい」と気合十分だ。

 香港OPでは自身の成長を感じることもできた。女子シングルス1回戦で15年世界選手権銅メダルの木子(中国)と対戦。持ち前の粘りだけでなく「ここで変わらないと、ずっと変われない」とリスクを負った攻撃も仕掛け、フルゲームで撃破。「なかなか自分の殻を破れなくて、何回も悔しい思いをしてきた。これからの自分の卓球人生にプラスになる試合ができた」と意義深い1勝をつかんだ。

 コートを縦横無尽に駆け回り、次々とボールを拾うカット主戦型のプレーが会場を沸かせる場面は多い。「歓声が上がれば上がるほど、自分に勝機が来て背中を押してもらえる。応援もすごく来てくれるようなので楽しみです。いい試合ができるんじゃないかなと思います」。今大会は両親や少年団時代の同級生や父母らが観戦に訪れる予定。声援を力に変え、躍動する。