巨人は11日、都内で株主総会と取締役会を開き、今村司球団顧問(59)が球団社長兼編成本部長に就任する役員人事を正式に決めた。

 日本テレビでドラマやバラエティーのヒット作を連発した今村新社長は、東京・大手町の球団事務所で会見し、所信表明。5か条の指針として、それぞれの頭文字を取った「SEIKO」を掲げた。超人気番組「ザ!鉄腕!DASH!」を担当していた時代から大切にする心構えだといい、「愛されるチームにしたい」と思いを語った。

 ◆新社長に聞く

 ―社長に就任した心境は。

 「子どもの頃から野球が好きで、ジャイアンツが好きでテレビ局に入った。球団にかかわれる喜びと興奮と、そしてプレッシャーを感じています。巨人というコンテンツをより価値のあるものに。元テレビマンとしてよく考えていきたい」

 ―思い描くビジョンは。

 「巨人軍は絶えず優勝争いをする宿命があって、球界の盟主、リーダーとしての役割がある。野球界全体のことも見ながら、どうしたら野球の人口が増えるのか、もっと身近に野球というコンテンツを感じてくれるのか、考えていきたい」

 ―少年時代は野球をやっていた。

 「ジャイアンツ戦を見てすごく熱狂していました。中学の時も野球をやってましたけど、かなわない(すごい)選手が出てくる。そういう挫折、絶望、反対に友情だとか希望を野球から身をもって教えられた。素晴らしい気持ちを、より多くの子供たちに味わってほしいなと思います」