◆日本生命セ・パ交流戦 オリックス1―2中日(11日・京セラドーム大阪)

 自慢の剛球がうなりを上げた。9回、R・マルティネスはロメロを見逃し三振、小島を遊ゴロに打ち取ると、最後は小田を157キロの直球で空振り三振に仕留めた。「メンタルの準備はできていた。大事なところで使ってくれる監督に感謝したい」。待望の来日初セーブに、右人さし指を掲げ、祈りをささげた。

 キューバの国内リーグから17年2月に育成選手として中日入り。昨年4月に支配下登録されたが、来日3年目の今季、制球力が飛躍的に向上した。鈴木博の不振により、5月下旬から抑えに回り、初めてのセーブ機会で完璧に仕事をこなした。与田監督は「今いるメンバーで最大限に結果を出すことを考えている。彼自身も課題を克服して一生懸命投げてくれている」と評価した。

 チームは交流戦2勝目。記念球をもらった22歳の怪物は「何回に投げてもベストを尽くすだけ。ボールは飾っておくよ」とあどけない笑みを浮かべていた。