◆報知新聞社後援 全日本大学選手権第2日 ▽1回戦 福井工大5―3上武大(11日・東京D)

 大体大(阪神大学)は延長10回タイブレークの末に、大西進太郎三塁手(3年)のサヨナラ打で4年ぶりの白星を挙げた。善意の寄付で初出場した高知工科大(四国地区大学)は善戦したが及ばなかった。今大会最多42度目出場の福井工大(北陸大学)は1年生・立石健の好投で上武大(関甲新学生)を破り、4年連続で初戦を突破した。

 成長した姿を見せた。福井工大の1年生・立石は7回を3安打2失点に抑え、通算6度目の対戦となった上武大戦の連敗を4で止めた。「初の全国大会で、楽しんで投げられた」と、4年連続初戦突破の立役者となった。下野博樹監督(59)は「現時点でのうちのエースは彼。期待通りの投球をしてくれた」と、褒めたたえた。

 立石は、大体大浪商高(大阪)3年夏の南大阪大会準決勝で敗れるなど甲子園に出場できなかったが、プロの注目を集めた右腕。「高校の(四田)監督さんに『1年生から神宮(全国大会)に行けるチームに』と言われた」という理由で進学。1990年大洋(現DeNA)ドラフト1位のOB、水尾嘉孝コーチ(51)の指導を受け、球速は5キロアップの147キロになった。

 水尾氏はオリックス時代の97年に68試合に登板するなど通算269試合で7勝9敗2セーブ。現役引退後、東京でイタリアンレストランを経営していたが、3月にコーチに就任。付属の中、高校も指導している。「物おじせずに投げてくれた」と称賛した。