◆報知新聞社後援 全日本大学選手権第2日 ▽1回戦 大体大3x―2高知工大=延長10回タイブレーク=(11日・神宮)

 大体大(阪神大学)は延長10回タイブレークの末に、大西進太郎三塁手(3年)のサヨナラ打で4年ぶりの白星を挙げた。善意の寄付で初出場した高知工科大(四国地区大学)は善戦したが及ばなかった。今大会最多42度目出場の福井工大(北陸大学)は1年生・立石健の好投で上武大(関甲新学生)を破り、4年連続で初戦を突破した。

 初出場勝利まで、あと一歩だった。サヨナラ負けした高知工科大の尾崎修志は「(6回の)本塁打と最後の2球だけが失投だった」とうなだれた。今春で引退するため、野球人生最後の試合に幕を下ろした。福田直史監督(50)は「古豪対(センバツ高校野球の)21世紀枠みたいなもの。善戦したからこそ、悔しい」と歯ぎしりした。

 野球だけの推薦で入学した選手は0人。今大会唯一の公立校は、地元の期待を背負っていた。初出場が決まると、選手の自己負担をなくすために、大学は学校のホームページなどで寄付金を募った。高知では伝統的に甲子園に出場する高校を支援する「奉加帳(ほうかちょう)」という募金活動があり、高知工科大ナインも帰省した際に支援を求めた。

 1000人超から数百万円が集まったが、指揮官は「まだ3日はいられた」と、初戦敗退で寄付金が余っちゃったことに苦笑い。「帰ったらお礼をさせていただきたい」と感謝していた。