<日本生命セ・パ交流戦:ソフトバンク2-2阪神>◇11日◇ヤフオクドーム

右ふくらはぎ筋挫傷から1軍復帰した阪神福留孝介外野手(42)が、初戦からハッスルした。

5番左翼でスタメン出場。先頭の4回に四球を選んで出塁すると、続く梅野のセーフティーバントで二進。1死後に高山の右前打で二塁から激走すると、体ごと本塁になだれ込み、左手でベースを掃いて生還した。患部への負担は大丈夫かと心配されたが、全開をアピールするナイスランだった。

グラウンドに立てば弱みは一切見せない。1日に出場選手登録を抹消され、最短10日で戦列に復帰。「チームに貢献できるように、努力して頑張ります」と誓ってソフトバンク戦に臨んだ。9回は2死二塁から今宮の強烈な打球に飛び込んでキャッチ。惜しくもワンバウンドで同点とされたが、ベルトが破損するほどの気迫のプレーで勝利への執念をみせた。延長12回引き分けの死闘後は「(白星を)取りたかったね、最後。今日は」と話して球場をあとにした

矢野監督は福留について「言葉で教える部分というのをすごく持った選手なんで。そういう部分でも打線的に大きいし、すべてにとって大きい」と話す。グラウンド内外で若手選手にも声を掛ける。ユニホームを着れば、背中でナインを引っ張る。指揮官が「発展途上」と話すチームに、セ・リーグ最年長選手が戻ってきた意味は大きい。【真柴健】