米国の元フィギュアスケート選手、ジョニー・ウィアー氏(34)が11日、都内で、映画「氷上の王、ジョン・カリー」(公開中)のトークショーに出席した。

 同作は、伝説と呼ばれたフィギュアスケーター「ジョン・カリー」の知られざる光と影を映したドキュメンタリー映画。オリンピックで金メダルを獲得しながらも、ゲイであることばかりが注目された孤独や苦悩が描かれている。

 ウィアー氏は、「みなさん、こんばんは。ジョニー・ウィアーです」と流ちょうな日本語を披露して登場。映画について「泣きたいのか、笑いたいのか複雑な感情になった」とコメントした。

 ウィアー氏自身もゲイであると公表しているが、「自分のセクシャリティに問題があるとは思わない」と訴え、「自分を隠さず、フィギュアをやってこられたのは、ジョン・カリーのおかげでもある」と支えになった存在のカリー氏への思いを口にした。

 トークショーの最後には本来禁止だった、観客の写真撮影が解禁に。そんな“むちゃぶり”にも柔軟に対応し、「私を支えてくださって感謝しています」とファンに告げ、集まった580人のカメラのシャッター音が鳴りやまぬまま、笑顔で会場を後にした。