3月にDeNAとの交換トレードで移籍した楽天・熊原健人投手(25)が10日、楽天生命パーク宮城で行われた投手練習に参加。移籍後初登板初先発が濃厚な本拠地での12日・ヤクルト戦に向けて、調整を行った。

 移籍後初の実戦登板となった4月3日のイースタン、DeNA戦では、初回に1安打6四球を与えて1死も取れずに7失点KO。「あまりにもひどすぎた。ゼロから取り組まないとと思った」と“神主投法”と呼ばれた独特な投球フォームを見直すことを決断した。

 「タテの(動きの)ぶれが激しすぎて、目線がずれてしまう。あの投げ方が一番投げやすいが、投げやすいのとストライクを取れるのとは別。試行錯誤して、今の形に落ち着いた」

 2軍で佐藤義則投手テクニカルコーチらと投球フォームの改造に着手。熊原は「(フォームの)タイミングもそうですし、力を入れる場所とか、体の使い方を教わった。今まで気づかなかったことも、気づくことができた」と話し、徐々に課題の制球力が改善されてきた。

 2日のイースタン、ロッテ戦では2番手で登板して5回無安打無失点。3投手での無安打無得点試合の一角を担った。「2軍でやってきたことを出したい。まずは試合を作れるようにしたい」。大器と期待された右腕が、故郷・宮城で開花の時を迎えようとしている。