高崎アリーナ(群馬県高崎市下和田町4丁目)で初めて開催された柔道の全日本実業団体対抗大会に合わせ、2020年の東京五輪出場が有望な3選手による柔道教室が9日あった。県内の小学生約100人が参加し、世界レベルの技を目に焼き付けた。

 教えたのは、100キロ級のウルフ・アロン選手(23)、60キロ級の永山竜樹選手(23)、70キロ級の新井千鶴選手(25)で、いずれも今年8月の世界柔道選手権東京大会の日本代表。ウォーミングアップ代わりの質疑応答では、「柔道を始めたきっかけ」「練習の追い込み方」に加え「おすしを最高何貫食べたことがあるか」など、多彩な質問で子どもたちが攻めた。

 すしの質問を受けて立ったウルフ選手が「高校生の時に100貫」と答えると、周囲の大人からも驚く声が漏れ、一気に主導権を握った。その後は内股や背負い投げなど、各選手が得意技を実演。最後は子どもたち一人一人に技を決めてみせた。

 ウルフ選手の大内刈りを受けた樋口劉輝君(11)=高崎市=は「手や足の動きが細やかで、勉強になった」。新井選手は「群馬の子どもたちはシャイだけど、『強くなりたい』という意志を感じました」と話していた。(山崎輝史)