◆報知新聞社後援 第68回全日本大学野球選手権大会第1日 ▽1回戦 創価大6―1大工大(10日・東京D)

 131季ぶりに近畿学生リーグで優勝した大工大は、開幕戦で創価大(東京新大学)に敗れ、初出場勝利はならなかった。今大会最年少31歳の田中恵三監督は「開幕戦ができたのはよかったですし、選手にとっても思い出に残る試合だったと思う。選手は普段通りのプレーをやってくれた。創価大さんのそつのない点の取り方もそうですし、自分たちとの差を感じた」と、悔しさをにじませた。

 先発の深田樹暉(たつき、3年)が3回、創価大の下小牧淳也遊撃手(4年)に先制2ランを浴びた。4回は門脇誠二塁手(1年)のスクイズで追加点を許し、この回で降板した。5回から登板した宇都憲佑(3年)は6回に鈴木嘉基三塁手(3年)の右犠飛で4点目を許し、8回は赤井秀也(1年)が2失点した。

 打線は初回1死二塁、2回1死一、二塁、3回2死二塁で先取点が奪えず、7回に主将の田中浩平三塁手(4年)の左前適時打で1点を返すのが精いっぱいだった。

 これまで通り、4年生は春で引退する。大工大として初得点を記録した田中浩も野球人生を終えた。「僕らの代で初めて全国大会に出られた。出て満足していた自分たちがいた。勝ってナンボだと思うので、次は後輩たちに勝ってもらいたい」と、思いを託した。

 指揮官は「主将の一打は、簡単に終わらなかったということではよかった。いい経験になったので、また戻ってきて、全国で勝てるチームをつくって挑みたい。野球部の伝統、歴史を積み重ねていかないといけない」と、今後を見据えた。