◆日本生命セ・パ交流戦 巨人11―3ロッテ(9日・東京ドーム)

 力感のないスイングから放たれた打球は、ライナーで右中間席に突き刺さった。4点リードの4回。先頭で左打席に入った若林は石川の初球を完璧に捉えた。プロ初本塁打を放ってからわずか2日での2号ソロに、「感触は良かったです」。

 6日の楽天戦(楽天生命)からスタメンに起用され続け、この日までの全4試合で安打をマーク。「(試合への)慣れはないけど、試合には入りやすくなってきた」と、手応えを口にした。

 乗っている男は足でも魅せた。8回先頭で四球を選ぶと、1死から二盗。その直後に三塁も陥れた。「(三盗も)タイミングが合えばと思って。思い切っていけたことがよかった」。2月の春季キャンプで行われた“尚広塾”で学んだ「思い切りの良さ・観察力」を存分に発揮し、この回5得点の猛攻を呼び込んだ。

 原監督は「ボール球を振らないしパンチ力もある。このままずっと続けてくれるのが一番ありがたいところですけど、守備力もあるし足もある。これをスタートラインとして、さらに上に駆け上がっていってほしいですね」と称賛した。「1日1日が勝負。今日は今日とスパッと切り替える」と背番号60。結果を出しても決して満足しない。その貪欲さで二塁の定位置奪取へまだまだ突っ走る。